Theoretical Background
障害の社会モデルとは
障害の社会モデルとは、障害を個人の心身機能だけに帰属させるのではなく、社会の側にある制度・環境・慣習・コミュニケーション上の障壁によって生じるものと捉える考え方です。
OTDでは、この視点を障害領域に限らず、組織内のさまざまなマジョリティ・マイノリティ関係に応用しています。
障害の社会モデルとは
障害の社会モデルは、困難を個人の能力や心身機能だけの問題として扱わず、社会や組織の側にある障壁との関係で捉える視点です。
医学モデルとの違い
医学モデルは、困難の原因を個人の心身機能に置き、治療や訓練を中心に考えます。一方、社会モデルは、制度、環境、慣習、コミュニケーションの側にある障壁を取り除くことに注目します。
OTDとの関係
OTDは、障害の社会モデルの視点を、組織内のマジョリティ・マイノリティ関係に応用します。マイノリティ側を変えるだけでなく、組織の前提やルールをつくっている側の価値観を問い直します。
組織における「障壁」とは何か
- 長時間労働を前提にした評価や働き方
- 暗黙知に依存した会議、情報共有、意思決定
- 特定のライフスタイルを標準とする制度設計
- 発言しやすい人の声だけが通りやすい職場文化
マジョリティ側の無自覚な前提
職場の「普通」は、誰かにとっては参加しやすい条件であり、別の誰かにとっては障壁になることがあります。OTDでは、その普通をつくっている側の無自覚な前提に気づくことを重視します。
DEI研修に応用する意義
社会モデルの視点を取り入れると、DEIを個人の努力や配慮の問題に閉じず、制度・環境・組織文化を変える実践として扱いやすくなります。
